ピコタンを専門店で買おうと検討している方からときどきこんな質問をいただきます。
専門店で買ったら転売ヤーに加担していることになりますか?
専門店で買おうと思うけど、転売ヤーから買うのは癪です。どう思いますか?
私の結論としては専門店と転売ヤーは全くの別物。
転売ヤーは「悪」ですが、専門店で買うことは決して悪ではありません。
私がそう考える理由を解説していきます。
専門店と転売ヤーのちがい① 仕入れルート
まず、専門店と転売ヤーは販売商品の仕入れ方が大きく異なります。
専門店は買い取り
専門店は一般の方から買い取ったり、独自の海外からの買い付けルートで仕入れます。
専門店のスタッフがエルパトして仕入れているわけではありません。
一般からの買い取りでは「せっかくピコタンを買えたのに使わず売る一般人が悪い」という意見はあります。
それは一理あるかもしれません。
でも、誰でも買ったピコタンを気が変わって売ることはあります。
一生手放さないと心に誓って買う人ばかりではありません。
買ってから気が変わることもありますし、気に入っているけど経済的に厳しく泣く泣く手放すケースもあります。
色味やデザインがイメージとちがった、自分には似合わなかった、など手放す理由は人それぞれ事情があります。
その人がピコタンを買うまでには努力や運が必ずあったはずです。
そして、どれも一般人と平等に競走した上でゲットしていますよね。
自分の努力で手に入れた物は、使うも売るも個人の自由です。
転売ヤーは正規店在庫を買い占め
一方の転売ヤーは正規店の在庫を買い占めます。
転売目的で人を雇ってエルパトさせて仕入れようとします。
店舗では転売目的に見える人には売らないように気を付けていると思いますが、「転売目的です!」と言って買いに来る人はいないので見極めが難しいだろうと思います。
オンラインで不正にアカウントを作成してコンピュータで買い占めるのも転売ヤーの手段です。
オンラインなら名義貸しで複数のアカウントを用意すればエルメス側にもバレにくく、コンピュータで自動購入ロボットを作ってしまえば店舗購入よりも買い占めしやすいのがオンラインです。
エルメス側も不正アクセスをブロックする機能を強化したり、購入制限を儲けたり、同住所購入者には審査をしたり、対策は色々としていますが限界があるようです。
このように、正規店の在庫を買い占めるのが転売ヤーです。
専門店と転売ヤーの違い② 仕入れ価格
仕入れ方法が異なるため、仕入れる時のコストも違います。
専門店の仕入れ価格は相場連動
専門店では正規店で購入しているのではなく一般からの買い取りになるので、仕入れる時の価格は相場に連動します。
人気スペックのピコタンだったら定価よりも高い価格で買い取っています。
プレ値で販売するとはいえ、仕入れの時もプレ値を払っているわけです。
仕入れ価格に経費や利益を上乗せしないと商売は成り立ちませんので、仕入れ価格が高ければ販売価格も上げざるを得ません。
転売ヤーは定価で仕入れ
一方の転売ヤーは正規店で定価で仕入れます。
なので転売すれば定価との差額がそっくりそのまま利益となります。
何度も何個も買い占めて転売を繰り返すことでボロ儲けできることになるのです。
もっとひどくなると正規店在庫をそっくりそのまま買い占め、市場での流通量を意図的に少なくすることで市場価格を吊り上げて売るという行為にも発展します。
エルメスでは正規店在庫をそのまま転売ヤーが買い占めることは考えにくいですが、人気アーティストのコンサートなどでは実際に起こっていますよね。
不正に買い占めを行っている転売ヤーを儲けさせてはいけません。
専門店と転売ヤーの違い③ 一般の購入機会への影響
仕入れ方法と仕入れ価格の違いによって、専門店と転売ヤーのビジネスモデルが全く異なるということがわかります。
専門店は一般人の購入機会を奪わない
このように、専門店は正規店ではなく独自の業態で一般からの買い取りをしたり、海外から仕入れたりして販売しています。
正規店から直接買い取ることはないため、専門店は一般人がエルメス正規店で購入する機会を奪うことはありません。
専門店はエルメス正規店とエルメス顧客の2者間とは全く別の第三者です。
専門店が一般の公平な購入競争に介入することはないのです。
だから私たちが専門店でピコタンを購入しても、それは転売に加担することにはなりません。
転売ヤーは一般人の購入機会を奪う
転売ヤーは正規店から不正に買い付けて、大幅な利益を乗せて転売します。
こういった業者から買ってしまうと転売ヤーを儲けさせ、さらに転売行為を促進することにもつながりかねません。
転売ヤーは自分の利益のために一般人の購入機会を奪っています。
転売ヤーからの在庫は不正に仕入れられた物です。買わないようにしましょう。
まとめ:専門店と転売ヤーを見分けよう
専門店は至極まっとうなビジネスをしているように見えませんか?
流通量が少ない人気商品を専門店が相場に見合う価格で販売することはおかしいことではありません。
それは需要があるからです。
その価格を出してでも買いたい人がいる限り成立するビジネスモデルです。
一方の転売ヤーは不正な仕入れと価格の吊り上げにより、利益を得ています。
不正を行っている時点で「悪」です。
一般人の購入機会を激減させてしまう「悪」です。
専門店と転売ヤー、表向きはどちらもプレ値でピコタンを販売する業者に見得ると思います。
どちらから買っても、買う側からしたら同じです。
でもビジネスの形式として受け入れられるのはどちらでしょうか?
きちんとした会社が運営していることがわかる専門店を選びましょう。
メルカリや運営会社のわからないSNSアカウントからの購入は、転売ヤーの可能性を含みます。
その販売者が信頼できる人なのかは厳しい目でしっかりと見極めた上で購入するようにしましょう。
専門店と転売ヤーのビジネスは似ていますが、全く異なるものです。
転売ヤーはエルメスの取り締まり強化によって廃れるべきビジネスですが、専門店は需要がある限りなくなることはありません。
専門店は利用して問題ない、これが私の意見です。
買うと決めたら、信頼できる専門店選びがとても重要だと思います。
徹底的なリサーチが趣味の私が自信をもっておすすめできる専門店を紹介していますので参考にしてくださいね!