バーキン25トゴの定価は2024年現在、1,738,000円。
バーキンは定価で約170万円もする高額なバッグですが、エルメス正規店に行っても在庫がなく買えないことがほとんどです。
もしエルメス来店歴のない人がある日ふと思い立ってバーキンを買おうとしたら、専門店で買う方が手っ取り早いです。
でも専門店ではその希少性からプレ値が付いており、バーキン25なら実勢価格は350万円くらい。
定価170万円。実勢での価値350万円。
バーキンの価格、すごい金額ですよね。
新車が買えてしまうほどの金額をバッグひとつに費やすなんて、庶民からしたら信じられない金銭感覚かもしれません。
そんなバーキンを買うような人たちは、一体年収でいったらいくらくらい稼いでいるような人なのでしょうか。
想像を膨らませながら考察していきたいと思います。
エルメスでバーキンを買うということ
バーキンが買える年収を考える前に、バーキンを買うために必要な資金のレベルを把握していきましょう。
エルメスでバーキンを買うための現実的な方法をご説明します。
【顧客】エルメスでバーキンを買わせてもらう
エルメスでバーキンを買うためには、エルメスで顧客になり、買い物の実績を積みバーキンを買わせてもらう権利を得ることが必要になってきます。
客側が「買わせてもらう」という表現はどうかと思いますが、敢えてここは実態に即してこう表現しています。
顧客といってもピンからキリまでいます。
たとえば私も担当が付いていますが年間に費やせる金額はせいぜい100万円までです。エルメスの顧客の中ではかなり下の方、ピンキリで言うキリ寄りだと思います。年100万円も買っているのに細客扱いなんて・・・とんでもない世界ですよね。
顧客になることがまずはスタートラインで、バーキンのためにはさらに購入実績を積み上げていくことになります。
エルメスでバーキンを買わせてもらうにはどれほどの購入実績が必要なのかについてはいくつか定説があるので紹介します。
一部の説によると、
必要な購入実績
バッグ定価:最低課金額 = 1 : 0.6
というルールが全国的に敷かれているそうです。
(注)購入実績や課金というのはバッグ以外のエルメス製品を買うことを指しています。
しかし、エルメス人気が過熱し需要が高まり続けている昨今の実態では0.6では到底無理なようで、必要とされる課金額は上昇傾向にあるようです。
最近では
必要な購入実績
バッグ定価 : 必要課金額 = 1 : 1.5
これくらいが最低ラインと言われていますね。
では具体的に計算してみます。
バーキン25に当てはめると定価の173.8万円に対してt0.6~1.5なので104万円から261万円ということになります。
エルメスでは小さいサイズのバッグの方が人気なので、バーキンも25が最も人気なサイズです。
当然、人気なほど必要な課金額は多くなるでしょう。
経験豊富なフォロワー様に聞いても、購入実績100万円でバーキン25が出てくることはあまり考えにくいので、やはり1.5倍くらい260万円くらいは必要になるでしょうね。
実際に私も今までに300万円課金してきていますが、バーキンを出してもらったことはありませんので(苦笑)
よって、
課金260万円 + バッグ代170万円 = 合計430万円
エルメスでバーキンを買わせてもらうためには、課金とバッグ代合わせて430万円が最低限必要な資金と言えます。
430万円って、日本人の平均年収くらいですよね。
年収レベルの金額をエルメスに費やすくらいじゃないと買えないのがバーキンということになります。
なお、公式には「購入実績制度はない」「担当制度もない」というエルメスは言い張りますが、そんなわ(以下略
上顧客:エルメスで年2枠を消化する
一般に「エルメスでバーキンを買う人」という表現をした時に、一生に1回バーキンを買う人のことではなくて毎年コンスタントにバーキンを買い続ける人のことであると捉えてみます。
バーキンは枠バッグと呼ばれる購入制限のあるバッグなので、この枠(年間2枠)を消化するということがコンスタントにバーキンを買う人であると解釈できます。
バーキン・ケリーの購入制限
エルメスではバーキン・ケリーには購入個数に上限があり、年間(1~12月)で1人につき2個までというルールがある。
たとえば、1月にバーキンを、2月にケリーを買ったら、その年はもう12月末までバーキンまたはケリーは買うことはできない。
購入制限に由来して、バーキン・ケリーのことを枠バッグと呼ぶ。
購入制限ルールを厳格に運用するため、2023年からバーキン・ケリーの購入時には身分証明書(顔写真付き)の提示が必須となった。
では、毎年2枠消化するためにはいくら必要なのでしょうか。
前段で説明したように、バーキン1つ買うのに430万円の資金が必要です。
バーキンを2つ買うなら、単純計算で860万円の資金が必要ということになります。
2つ目となると希望するスペックも限定されてきてハードルはさらに上がるでしょうし、860万円は最低ラインです。
860万円って日本人の平均年収を軽く超え、高校無償化の所得制限にかかってきそうな年収帯の額ですね・・・
エルメスでバーキンを買い続ける人の年収レベル
では実際にエルメスでバーキンを買い続ける人の年収を考えていきましょう。
エルメス上顧客の平均年収は3,600万円超~
エルメスで2枠を消化し続ける人はエルメス資金として年間860万円が最低限必要ということがわかりました。
では年間860万円をエルメスに使える人の年収はどれくらいなのでしょうか。
ここで参考になるデータがありましたので引用します。
読者の平均年収が3,000万円以上と言われる雑誌リシェスの読者アンケートデータです。
ハースト婦人画報社公式サイトより引用「想像的かつ独創的な360°メディアソリューションを提供します」
このデータをみると、平均年収3,602万円で自由に使えるお金は月に71.5万円と記載されていました。
自由に使えるお金が付き71.5万円ということは年額に直すと858万円になります。
先ほどエルメスで2枠消化するために必要な資金860万円とほぼ近い値になりました。
つまり、エルメスで安定して上顧客の地位を維持してバーキンを買える年収は3,600万円〜ということになります。
もちろん、自由に使えるお金の全てをエルメスだけに注ぐことは考えにくく、クルマや趣味や旅行にも使うでしょうから3,600万円という額も最低ラインということになります。
エルメスでコンスタントにバーキンを買い続けるレベルの人は少なくとも年収3,600万円以上の高所得層であると考えます。
なお、ケリードールやピクトなど普通のバーキンとは比べ物にならないくらい希少な超レアバッグもありますね。
超レア品をリクエストするためにはこんなレベルではないでしょう。
年間億単位のお買い物を続けるる特上顧客もいるそうですので。
もう異次元ですね。あっぱれ!
バーキンが買える職業とは
では年収3,500万円を達成できる職業にはどんなものがあるのでしょうか。
具体的には会社の社長、芸能人、開業医、パイロットなどが達成できる見込みがあります。
このクラスになると誰かに雇われるのではなく自分自身で事業を経営している人がほとんどではないでしょうか。
庶民がバーキンを買ってはいけないのか
前置きの説明が長くなりましたが、ここからが本題です。
では、バーキンは年収3,600万円以上の高収入の人しか買ってはいけないのでしょうか。
年収数百万円レベルの一般層がバーキンを買いたいなんておこがましいのでしょうか。
いいえ、そんなことはありません。
年収800万円でもバーキンは買える
別に毎年コンスタントにバーキンをポンポン買い続ける人しかエルメスに行ってはいけないわけではありません。
ここでは勇気をもって言います。
年収800万円でもエルメスの顧客になれますし、バーキンは買えます。
なぜなら私が年収800万円で、エルメスの顧客だからです。
私は自分で稼いだお金からエルメス資金として100万円捻出しています。
戦略的に担当を作ることにも成功し、コツコツと購入実績を積んでいる最中です。
3年間かけて通算300万円お買い物をしてきました。
ピコタンやミニエヴリンなら何度も出してもらえました。(オンライン派なので出してもらってもほとんど買っていませんが)
まだバーキンは買えていないので説得力がなくてごめんなさい。
でもお買い物を続けていけばいつかきっとバーキンを買えると信じています。
「年100万円もエルメスに使うなんて身の程を知りなさいよ」とお説教を受けることもありますが、それは甘んじて受け入れます。
おっしゃるとおりです。
でも言い訳をさせてもらえるのなら、夫と協力して子どもの教育や老後の資金は別で貯めていますし、私の人生にはエルメスが必要なんです。
多少無理をしてでも欲しい。エルメスがあるからがんばれる。
私にとっては人生をかけた目標がエルメスでもあるので、どうか私のお金は自由に使わせてください。
話が逸れてすみません、要するに年収800万円でもエルメスでのバーキンは目指せます。
ぜひ一緒にがんばりましょう!
年収600万円でも可能性はある
私はバーキンを目指すために年収800万円以上は必要だと考えているわけではありません。
年収800万円の私が年100万円をエルメス資金に捻出できるのだから、年収600万の人が年7~80万円をエルメスに使うことはできなくはないはずです。
その実績でもバーキンを買える可能性があるということが言いたいです。
年間80万円のお買い物ができれば、ピコタンはリクエストできる可能性があります。
まだバーキンをリクエストするのは難しいかもしれませんが、年間80万円の購入実績があれば顧客フリーの対象には入ってくると思います。
ドフリーもしくは顧客フリーに運よく出会えればバーキンが買えます。
年収600万円は決して低くないですよ。
日本人の全世代の平均より上で、子育て世代の平均くらいだと思います。
まさに現役世代の中心ともいえる年収帯の層が、バーキンを目指して経済を回すくらいの活力がないと日本はだめになります。
欲しいものを欲しがりましょう。
目指しましょう!
年収300万円でバーキンはふさわしくない?
では年収300万円だとバーキンは不相応なのでしょうか。
私はそんなことないと思います。
別に毎年ポンポン何個もバーキンを買おうとしているわけではないからです。
人生でたった一つ持ちたい憧れのバッグを買うのは夢を叶えることですよね。
年収300万円だとエルメスの顧客になるのは正直に言うと難しそうではあります。
でも、貯金してバーキン代だけ貯めておいて、がんばってエルパトしてフリーのバーキンに出会えたら買っていいじゃないですか。
フリーは少ないですけどあります。可能性はゼロじゃないです。
もし努力して350万円貯められたら、専門店でプレ値で買ったっていいじゃないですか。
気を付けてほしいのは、なんとなくSNSを見ていて「バーキンって可愛いな~」くらいのフワフワした気持ちなら高額な買い物はお勧めできません。
バーキンが欲しいかどうか迷っているなら購入を決断するのはまだ早いと思います。
でももうどうしても絶対に欲しい!と思っていて、バーキンを手に入れることが夢なら年収問わず買ってもいいと私は思います。
不相応なんてことはありません。
自分が持っているお金で夢をかなえることの何が悪いのでしょう。
人生の時間は有限です。若い頃に多少無理してでも買うことにも意味があります。
バーキンを持つことで視野が広がり、生活のモチベーションとなって、人生がいろんな面で豊かになっていきます。
エルメスの美しい製品にはそれだけの価値があります。
エルメスを持つことに年収は関係ない
話がとっちらかってきてしまいましたが、私が言いたいのはエルメスを持つことに年収は関係ないということです。
自分の生活レベルにあった支出にとどめることは大切ですが、必ずしも質素倹約が美徳ではないと思います。
年収だけで富裕層かどうかは判断できない
そもそもお金持ちかどうかの判定を年収だけでするのは正しくありません。
年収がなくても資産があればお金持ちですよね。
自営業なら節税のために生活にかかる費用を経費として計上して、年収はあえて最小限に抑えている人もいます。
年収いくら以上が富裕層という判断は安直すぎます。
年収300万円でも貯金が3億円あったら富裕層だと思います。
人が使うお金の原資は年収だけではなく、遺産、貯金、資産など様々あり得るものなのですから、年収だけで富裕層かどうかの判断をすることはナンセンスです。
マウント・嫌味を言う方が未熟
バーキンが欲しいと思う人の中には「私は庶民だから・・・」っと謙遜する方がいます。
たとえば「年収600万円でエルメスなんて不相応だと思われるかもしれない」と萎縮されます。
たしかに年収3,600万円の高所得者の方から見たら、「その年収でエルメス買って生活は大丈夫なの?」と心配になる人もいるんだと思います。
これって、まあ大きなお世話ですよね。
単に心配する方もいるでしょうが、大半はマウントや嫌味でしょうけどね。
でも、それは気にしなくて大丈夫です。
自分で稼いだお金を何に使おうと自由です。
さすがに生活保護を受けているのにブランド物買っていたらどうなの?とは思いますが、今こうしてあなたの生活が成り立っているのなら誰かに何を言われても気にしなくていいです。
思ったことを口に出して暗に他人を見下してしまうことの方が品がない行為だと思います。
人の価値観を年収でしか測れないことの方が未熟ですよね。
お金の使い道は個人の自由
美容に年間ウン百万円費やす人、クラブで遊んで大金使う人、いろんなお金の使い方があります。
お金を何に使おうと全て自由ですよね。
私は自分がお酒を飲まないのでお酒にお金を使うことはありませんが、別にお酒が好きな人が毎日お酒にお金を使うことをおかしいとは思いませんし否定することはありません。
自分にとって必要だから買うのであって、それが必要がどうかは他人の尺度で計るものではありません。
欲しいものを買うから経済が回るんですから。
私も自分がエルメス買っていいのかなと思うことはありますが、とにかくエルメスが好きでエルメスの品物に囲まれていると幸せなんです。
それが私の人生です!
バーキンは資産になる
ましてやバーキンは資産性が高いです。
2024年現在、世界的なインフレや需要の増加が後押ししてバーキンのプレ値は上がり続けています。
バーキンは持っているだけで今後勝手に価値が上がっていく可能性があるんです。
ただのバッグではないんです。資産運用や投資の一部と言えます。
消耗品に使ってしまうよりもよっぽど賢いお金の使い方であるとも考えられますよね。
まとめ:「バーキンを買える年収」は0円以上
エルメスで毎年コンスタントにバーキンを買い2枠紹介し続けるには少なくとも年収3,600万円以上が最低ラインといえます。
でもエルメスの顧客層は決して年収3,600万円以上の方だけではありません。
年収800万円あればバーキン目指してエルメスの顧客となることもできます。
毎年ではなくて人生に1つの目標としてバーキンを買うなら、年収は関係ありません。
バーキンはただのバッグではありません。資産にもなります。
夢を叶えることには勇気が要りますが、叶えた人にだけ見える世界があります。
私もバーキンを買うことが夢です。
バーキンを目指す者同士、がんばりましょう!!