エルメスジャポンの本店、銀座にある通称銀座メゾン。
エルパトで銀座メゾンに行ったことはありますか?
初心者の方の中には
本店なんて敷居が高いわ
と思う方がいるかもしれませんが、銀座メゾンは私は最もエルパトしやすい店舗だと思っています。
本記事では私が銀座メゾンがエルパトにおすすめな理由、そして攻略法を解説していきます。
銀座メゾン・エルメスとは?
銀座にあるメゾン・エルメス。
言わずと知れた日本エルメスの本店です。
SNSでは虹🌈の絵文字で表現されることもあります。
銀座4丁目の一等地にそびえ立つ格子ガラスの細長いビル。
ここにはエルメス店舗に加え、エルメス・ジャポンのオフィス、エルメスカフェやギャラリーなども併設されたまさにエルメスの本拠地なのです。
【エルパト感想】銀座メゾンの雰囲気が変わった?
私は2020年頃から銀座メゾンへのエルパトを始めました。
銀座メゾンには高頻度というほどではありませんが、月に1回くらいは足を運んでいます。
私の主観にはなりますが、ここ4年でかなり雰囲気が変わったような印象があります。
2020年頃:少々敷居が高い?
私がエルパトを開始した2020年当時を振り返ってみると、銀座メゾンは今ほど客数が多くありませんでした。
平日の昼間にバッグ売り場の4階に行っても数人の上顧客様と数人のスタッフの方がいる程度で誰に声をかけたらいいのか迷うような空間でした。
当時はエルパトで銀座メゾンに行くたび、「やっぱり私みたいな庶民が銀座のエルメス本店に行くなんておこがましい・・・」とちょっとおじけづくような気持ちになることも。
当時も土日は結構客数がいましたが、平日の早い時間帯は結構ガランとしていることもありましたね。
2024年頃:エルパトで活気づく
しかし2024年現在、エルメス人気が高まっている影響やインバウンド需要の増加を受けて、銀座メゾンは結構人で賑わっていることが多いです。
かつてのおごそかで立ち入りにくい雰囲気はありません。
イベントで華やかに展示されたフロアはある種お祭りのようにも見えます。
エルパトのシステムはデジタル化され、おそるおそる店員さんに話しかけなくともバッグ在庫はタブレットでオープンに公開されています。
通い方さえ覚えれば誰でも気軽に訪れられるような雰囲気です。
初心者の方もメゾンに行くのに緊張する必要はありません。
むしろエルパトしやすい店舗であると言えます。
銀座メゾンがおすすめな理由
私がエルパト初心者の方にどの店舗をエルパトするかアドバイスする時は、基本的には自宅や職場から行きやすい店舗がいいと伝えています。
回数通うことが必要ですし、通いやすい店舗に顔見知りの店員さんができれば店舗との関係構築というメリットがあるからです。
その上で、もし銀座も通いやすいということでしたら、ぜひ銀座メゾンをエルパトコースに組み込むことをおすすめします。
私が銀座メゾンをお勧めする理由をご説明します。
入荷数が多い
銀座メゾンは商品の入荷数が日本全国で最も多い店舗です。
本店であり、客数も売上も段違いですから当然ですね。
必然的にフリーバッグの入荷数も多いと言えます。
エルパト客数も多いので必ずしも確率にしてバッグが買いやすいかと言えばそうだとは断言できませんが、フリーバッグが数多く存在する店舗に足を運ぶことは価値がありますよね。
フリースペースで見られる
銀座メゾンではフリーバッグが入荷した際にはオープンスペースでお披露目されます。
他のお客さんがいる目の前でバッグを開けて案内されるのです。
これは銀座メゾンのエルパトの最大のメリットだと思います。
ほかの百貨店などのエルメス店舗では、フリーバッグが入荷しても対象のお客さんに小声で「ただいまピコタンが入荷いたしました」と伝えてこっそり個室やフィッティングルーム案内となる店舗もあります。
しかし、銀座メゾンではフリーバッグの入荷は堂々と行われます。
なので、もし順番的に自分に購入権利がなかったとしても、タイミングさえあえば目の前でフリーバッグが入荷する瞬間を目撃することができるのは大きなメリットです。
人が多いので抵抗感がない
最近の銀座メゾンは平日でも多くの人でにぎわっています。
バッグ売り場の4階に行けば同じようにエルパトしている方にたくさん遭遇するでしょう。
今はインバウンド需要も高まっていて、中国系の方が団体で来ていることもあります。
エルメスなんてちょっと敷居が高いかなと遠慮しなくて大丈夫です!
フラッと4階に立ち寄り、様子を見に行ってみてください。
入れ代わり立ち代わりお客さんが来るので自分の存在感など気にならなくなりますよ。
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専用タブレットで在庫が見られる
銀座メゾンのエルパトはシステム化されているのでバッグの入荷がわかりやすいことも特徴の一つです。
バッグ売り場の4階には受付デスクがセットされ、そこには受付係のスタッフの方と1台のタブレット端末が置いてあります。
タブレット端末にはバッグや革小物など4階で取り扱っている商品で販売可能なものがリアルタイムで表示されています。
エルパトする時には4階に行って受付デスクに向かい、受付係の方に「今バッグの在庫はありますか?」と聞くだけです。
受付係の方がほかの用事でデスクにいないタイミングもありますが、タブレットは常設されているので自分でもチェックすることができます。
エルメスの世界観を知れる
銀座メゾンでは季節によってビルのデザイン、ショーウィンドウや内装が変わります。
そのときのテーマに沿って、ユーモアに富んだエルメスの世界を見ることができます。
職人もの作りへのこだわりを感じさせたり、たまに「え!!?」と目を張ってしまうような斬新な馬モチーフのオブジェがあったり、エルメスの豊かな創造力を感じることができるのです。
百貨店のエルメスはちょっと薄暗くて重厚かつ高級な雰囲気の店舗が多いですが、銀座メゾンは意外にももっとカジュアル、少しユーモアやノスタルジーを感じさせるような雰囲気でよりエルメスらしさを感じられる空間になっていると思います。
お買い物をするだけではなくディスプレイやブースで楽しみながらエルメスの世界に触れることができるのもメゾンの魅力です。
銀座メゾン:アクセスとフロアマップ
銀座駅B6出口すぐ
東京メトロ銀座駅の地下から行くとB6出口を出て隣のビルが銀座メゾンです。
ゲリラ豪雨でなければ傘がなくても大丈夫ですね。
なお、B7出口は銀座メゾンのビルに直結した出口です。
この空間に出てきます。
しかし、エルメスの正面入り口に行くならB6出口が最も近いのでお気を付けください。
銀座メゾン:フロアマップ
銀座メゾンはB1階から4階までが売り場となっています。
各フロアで取り扱う商品のカテゴリーが異なり、バッグ売り場は4階です。
メゾンエルメスアプリより引用
銀座メゾンエルパト手順
では銀座メゾンでエルパトしてバッグに出会うための手順を詳しく解説します。
建物に入ったらエレベータで4階へ
まず、正面の入り口を入ってすぐの1階はフレグランス、アクセサリー、シルクなどの売り場になっています。
バッグ目当てにエルパトするときは1階の売り場を通り抜けて、つきあたりのエレベータに乗ります。
エレベータは小さめですが2基あります。
メゾンのエレベータ問題
エルパトではタイミングが鍵。
でも、エレベータって先に乗った人がボタンの前に立っていることが多いですよね。
この流れで4階に着くと先に乗っていたAさんが「開」ボタンを押して後から乗ってきたBさんを先に降ろしてあげることになります。
そうすると、本来はAさん、Bさんの順でエレベータに乗ったはずなのに、4階で降りる時はBさん、Aさんの順番になってしまいます。
ここでBさんが気配り上級者だったらAさんに「ありがとう。お先にどうぞ」と譲りますが、そういう人は多くありません。そのままバッグ在庫を聞きに行ってしまうのです。
実は私はこのAさんパターンで、フリーのピコタンを逃した(Bさんが買ってしまった)という生の体験談をお聞きしました。
「希望カラーではなかったから諦めはつきそうだけどモヤモヤは残る・・・」と。
もし私がBさんの状態になったら、Aさんに道を譲れる人になろうと心に決めています。
バーキンやケリーだったらそんなことも言っていられないかもしれないけど・・・エルメスの価値に見合う人間性も持ち合わせていたいです。
エレベータの乗客整理をしてくれる店員さんがいたこともありましたが、基本的には客同士のやりとりに任されていますのでモヤモヤの残らない空間となりますように。
4階受付でバッグ在庫をチェック
4階に付いたらすぐ右前方に受付デスクがあります。
ここで受付係の方にバッグ在庫を尋ねるか、常設のタブレットで希望のバッグが表示されていないかチェックしましょう。
フリーバッグ入荷時:先着順の案内
銀座メゾンではフリーバッグが入荷すると基本的には先着順で購入権があり、順番に案内されます。
もし入荷のタイミングで先に店内で財布など革小物などの購入をされている方がいれば、先にその方たちに案内されます。
エルパトで並んでいる方には順番に番号札が配られ、順番待ちとなります。
必ずしも全てがフリーではない
なお、バッグ売り場でバッグを見ている方全てがフリーとは限りません。
顧客用のバッグを販売していることがあります。
また、中には私物を持ち込んで修理の相談をしているケースもあります。これは売り物ですらありません。
なので、4階でバッグを見ている人がいても必ずしも全てがフリーバッグとは限らないということを覚えておいてください。
フリーバッグ入荷の目安
フリーバッグが入荷した場合はまず場内の雰囲気が変わります。立ち会うとわかると思います。
種類によっては「おおおお〜!」と場内が沸き立つことも。
またフリー入荷時は、オレンジボックスが一番大きな木のデスクに置いてあることが多いので目安にしてください。
とにもかくにもフリーに出会うためには何度も通うことが不可欠です。
1ヵ月間毎日行けば1回くらい何かしらフリーバッグがある空間に立ち会えるのではないでしょうか。
私はあまり銀座には出られないので1ヵ月に1~2回しか行けていませんが、フリーがなかったとしても店内には美しいバッグやシルクを身に着けたマダムがいらっしゃいますし、エルメスの世界観を感じられるよい機会となっています。
銀座メゾンエルパトQ&A
- フリーって本当に存在するの?
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はい、フリーは実在します。
実際にフリーを購入できた方からの報告もいただいていますし、私自身がピコタンをフリーで購入したことがありますのでフリーがあるのは確かです。
日本では「抱き合わせ商法」が法律で禁止されているので、フリーが存在しないとなると法的にNGになるはずです。
バッグの種類によって多い・少ないの差はありますが、フリーはあります。
しかし、ミニケリーのフリーは私は聞いたことがありません。あるのかな・・・?
- メゾンってフリーの入荷が多いの?
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多いです。
顧客数も売上も日本一の日本本店ですので、フリーバッグの入荷が最も多いのも銀座メゾンだと推察できます。
- エルパト初心者で緊張する!!
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誰しも最初は緊張します。
私はエルパト歴4年ですが、いまだに緊張します。
大丈夫です、緊張も楽しみながらエルパトがんばりましょう!
- 店員さんに何て聞けばいいの?
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4Fのバッグ売り場に着いたら、受付にいる店員さんに「今日は何かバッグありますか?」と聞けば案内してもらえます。
もしくは設置してある専用のタブレットでもリアルタイムの在庫を写真で見ることができます。
- バッグを出してもらうにはどんな服装で行ったらいい?
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服装は気にしなくて大丈夫です。
お気に入りのハイブランドで固めて行ってもいいですし、ユニクロでもしまむらでも大丈夫です。
特に銀座メゾンのフリーバッグ入荷はタイミング次第なので、服装は全く関係ありません。
好きな洋服でOKです。
- 何かお買い物しないとバッグは出してもらえないって本当?
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そんなことはないです。
銀座メゾンの場合はフリーバッグの入荷がオープンに情報が出されるため、買う・買わないよりもタイミングの要素が大きいです。
ただし、フリーバッグが入荷した時に4階で革小物などを購入中の方がいたら、その方から優先的にバッグが案内されるので、そういう意味では4階で買い物をした方が買う権利を得やすい可能性はあります。
とはいえ、エルパトの度に毎回カードケースを買うのは現実的ではないので、「何か買わなきゃ!」と思う必要はないでしょう。
- フリーが多い曜日や時間帯は?
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私の独自の調査では曜日は土曜、日曜、月曜のフリー遭遇率が他の曜日に比べて少し高かったです。
銀座メゾンについても時間帯に関して遭遇率の高い時間帯はありませんでした。
- 実物を見たことがないのでフリーに出会えたら買うかどうか即決できるか心配
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実はよくいただく質問で、「実物を見たことがない」というお悩みです。
長年エルパトを続けていてもバッグの在庫に出会えたことがなく、実物のバッグを見たことがないという方は多いです。
銀座メゾンから歩いて2分のところに大手専門店ALLU銀座店があります。エルメスバッグの実物がたくさんあるので見せてもらうとイメージが湧くのでおすすめです。
私も先日ALLU表参道店に伺いましたが圧倒的な在庫数で時間を忘れていろんな色や素材をアレコレ見せてもらいました。
なお、表参道店よりも銀座店の方が在庫数は多いそうです。
- 順番待ちになったら待つべき?
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もしフリーバッグ入荷の場面に遭遇して順番待ちの権利を得た時のことですね。
ぜひ待つべきだと思います。
購入権を得てから断ってもいいのです。
バーキンやピコタンなど人気バッグだとなかなか順番が回ってくることは少ないですが、2~3番目くらいだと前の方が断るケースもあるので待っておくべきだと思います。
- SNSでフリーがあったという情報を見たから行ったのになかったんだけど?
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SNSで見てから行くのでは遅すぎます。
また、SNSの情報は100%真実だとも限らないのであまり頼りにはしない方がいいと思います。
界隈では超レアバッグのフリー情報があると「そんなのあるわけない」「うそだ」「ほんとだ」と物議を醸すこともありますので、SNSはあくまでも斜め読みするくらいにしておきましょう。
- ずっとエルパトしているのになかなか出会えなくて心折れそう
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はい、お気持ちがよくわかります。
ほとんどのエルパト民がそういう気持ちだと思います。
心が折れるほどなら、諦めてしまうよりも専門店で程度の良いバッグを買うというのもひとつの手です。
最新刻印の新品はプレ値もなかなかですが、色やサイズや程度を広げると納得できる価格のバッグが見つかることも多いです。
ただし、二次流通を検討する時に絶対に妥協してはいけないポイントは①偽物を買わないこと、②万が一偽物だった時のリスクヘッジです。具体的なお店選びのポイントを解説していますので、二次流通を利用する前に一度読んでおいてくださいね。
銀座メゾンでエルパトを楽しむ
日本のエルメス本店、銀座にあるメゾン・エルメス。
日本で最もバッグの入荷が多く、フリーバッグの目撃情報が多いのも銀座メゾンです。
東京近郊にお住まいの方はぜひ銀座メゾンへ足を運んでみてください。
エルメス初心者の方にこそ銀座メゾンがおすすめです。
エルパトして、買い物をして、エルメスの世界観に触れて、ぜびエルメスの美しい世界を楽しんでくださいね。