エルパトって面白いですよね。
客はバッグが欲しいだけなのに、何度も店舗に通わせてパトロールさせるなんてとんでもない売り方です。
しかもそのバッグはバーキンなら150万円以上するので、そんな金額のバッグを買うのに泥臭いエルパト合戦に参戦することを「頭おかしい」と揶揄する人もいます。
私自身エルパトをしている身として、言わせていただきます。
はい、本当に、頭おかしいと思います。
そこは否定しません。
でも、それだけ欲しいと思ってしまうんですよね。
エルパトが頭おかしいと言われる理由とそれでもエルパトしてしまう心境について分析していきます。
エルパトの何がおかしい?
では実際にエルパトのどんなところがおかしいと思われてしまうのでしょうか。
具体的に見ていきたいと思います。
バッグの価格帯が異常に高額
まず、エルメスのバッグってめちゃくちゃ高いです。
バーキンで最低150万円くらいはします。
冷静に考えて見てください。バッグに150万・・・すごいですね。
ハンドバッグならイオンで数千円で買えるのに。
レザー製にしたかったとしても数万円くらいで似たデザインのバッグが買えるのに。
150万円あったら車を買いたい。貯金しておきたい。そもそも生活費の方が苦しいからそちらに回したい。というのが普通の金銭感覚ですね。
たかがバッグにそんな金額!?という感覚の方には、わざわざエルパトしてそんなお金をバッグごときに費やすなんて理解できないでしょうね。
買える確率が低いのにわざわざ出向くという時間の無駄
さらに、エルパトで希望のバッグが買える確率は非常に低いです。
私の以前の統計によればピコタンでもせいぜい2%、バーキンなど1%以下、ケリーだと0.5%以下でしょう。
たった数%の確率に期待して、忙しい中わざわざ時間を割いて店舗に行くんです。
どうせないのに。
それを時間の無駄だと感じる人は多いでしょう。
そんな時間があったら早く家に帰って好きなことをしたいと思う方が普通の感覚かもしれません。
高級ブランドとは思えない泥臭さ
歩いて店舗に通うんです。
店員さんに「バッグはありますか?」と聞いてなければすぐに退店するのです。
たったそれだけ!?
それを何度も何度も繰り返すの!!?
めんどくさくない!!?
・・・たしかに。そう思われても仕方ありませんね。
150万円のバッグを買うのにそんなに歩いて通ってという行為を繰り返すなんて泥臭いともいえます。
ハイブランドなのに優雅さが感じられない行為ではあることは全く否定できません。
それでも私がエルパトをする理由
ご説明したように客観的に考えるとエルパトって無駄が多い行為で、なかなか理解されにくいというのもわかります。
でも私はそれもわかった上でエルパトを続けたいと思っています。
それだけバッグに魅力がある
エルパトが理解できない方にこれだけは知っておいて欲しいです。
エルパトが流行ってしまうほどエルメスのバッグは魅力的だということです。
エルパトという言葉は2019年頃にはもう一般的になっていました。
今はそれから5年以上経っていますが、エルパトという行為は廃れるどころかどんどん広がり、エルメス人気は過熱を続けています。
価値が伴わない商品だったらこんなに人気になってはいません。
バーキンをはじめとするエルメスのレザーバッグは一生使えます。子どもや孫にも受け継げるほど長く使える品質と資産価値をもつバッグです。
ブランドに興味がない人には理解ができないかもしれませんが、エルメスのバッグはそれだけ多くの人を魅了するだけの価値をもつバッグであるということは事実なのです。
ただエルメスというブランドが好き
私はバッグ以外のカテゴリー商品も含めてエルメスというブランドが好きです。
だからたとえバッグに出会えなくてもエルメスの店舗に行くというだけで気分が上がるのです。
エルメスが好きだから店舗に行くことが全く苦にならないので、楽しくエルパトできています。
もはやエルパトが趣味というのが正しいかもしれません。
買えた達成感を味わってみたい
これだけエルパトを繰り返しているといつか達成したいという気持ちが強くなっていきます。
もちろん仕事が忙しい時期や子育てで大変な時はなかなかエルパトに行けませんし、決してエルパトを全力で継続で来ているわけではありません。
でもコツコツと自分が通える範囲でエルパトを続けて、いつか運命的にバッグに出会えたら最高です。
夢や憧れみたいなものです。
店員さんに「バッグありますか?」と声をかけて「ございます。こちらへどうぞ。」と返答してもらえるその日を夢みて、がんばりたいと思います。
まとめ:エルパトは頭おかしい!でもやめられない
以上、エルパトという行為が頭おかしいと言われることは否定できません。
たしかにおかしい部分がたくさんあります。
でも私のようなエルメスラバーはエルメスの魅力に取り憑かれ、エルメスを愛しているんです。
それが私たちの生き方です。
理解できないという人も私たちを攻撃するのではなくどうかあたたかく見守ってください。
そしてあなたもエルメスの魅力に気が付いたら、ぜひ共にエルパトをがんばりましょう!